電気機械設備が仕様どおりの機能を発揮されているかどうか、各種の測定機器により確認・記録します。特に電流値、吐出圧力値、絶縁抵抗値等の運転状況の変化に注意を払います。
(1) ブロワー
<ロータリーブロワ―>
イ. 異常音(ベアリング音、ブレード音等)の有無の確認および処置。
ロ. 吐出圧力の確認(0.2〜0.3kg/cm2が正常)。
ハ. オイル吐出量と残量の確認および補充。
ニ. フィルタ(エア、オイル)の点検および清掃。
ホ. 電流値の測定。
<水中ブロワー>
イ. 異常音発生の有無の確認。
ロ. 吐出圧力の確認(0.2〜0.3kg/cm2が正常)。
ハ. 安全弁の作動確認(7%以上の圧力上昇で作動が正常)。
ニ. 絶縁抵抗値(1MΩ以上必要)および電流値の測定。
(2) 汚物ポンプ
イ. レベルSWを操作し、ポンプの交互作動および左右2台のポンプの吐出量を確認し、目づまり等があればそれを除去します。
ロ. ポンプを効率よく運転するために、吸込部・カッター部に砂、砂利ほか流入する異物は常にポンプ室外に除去します。
ハ. ポンプを長時間停止しておく時は、槽外に引上げ、水をよく切った後、吸込み吐出し部を密閉。また停止時間が短い時は、週1回程30〜60分運転させ、漏電・腐食を防止させます。
ニ. メガーによる絶縁抵抗を測定し、1MΩ以下の時は端子台よりケーブルをはずし、引上げて修理します。
ホ. 左右2台の電流値の測定。
ヘ. 異常音、異常振動の確認およびキャプタイヤケーブルの傷、ゆるみの点検・調整。
(3) 消泡ポンプ
イ. 上部・下部フロートの双方ともに上向きの状態で運転を開始し、下部フロートが下向きになった時点で停止することを確認します。
ロ. 消泡ポンプは定期的に引上げ、ストレーナーの目づまりの清掃。
ハ. 以下"汚物ポンプ"と同様の作業を行います。
(4) 配電盤
イ. 配電箱扉のセレクトSWを「手動」に切替えて、手動SWで各々の電磁開閉器、リレーの動作を確認し電流値を記録します。
ロ. ブロワ―の24Hrタイマーを動かし、1日で切替わることを確認。
ハ. 消泡、エアリフト用タイマーのセット時間および作動の確認。
ニ. 絶縁抵抗値の確認。
ホ. 各ターミナルのゆるみの確認。
(5) 微細目スクリーン
イ. 異常音、振動の有無の確認。
ロ. スクリーンバ―まわりの清掃。
ハ. 駆動用チェーンの点検および給油。
ニ. 上部軸受のグリス補給。
ホ. 櫛歯の点検。
ヘ. 電流値、絶縁抵抗値の測定。
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